「てんぐじょう紙」~ことば、言の葉~
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更新日:7 時間前
2025/7/29

なんと表現したら良いのか、言葉も溶けるような格別の夏です。
お健やかに、安全にお過ごしですか。
私にとってはすっかり夏の風物詩になりました「てんぐじょう紙」コンサート。8月3日の本番を控え、カウントダウンに入りました。
ひだ・みの創作オペラに関わってきた仲間たちと、日本の歌をうたうコンサートを始めて5回目を迎えました。
今回のテーマは、~ことば、言葉~
歌には歌詞があります。作詞者が選び抜いた魂のことばです。楽譜には大抵平仮名のことばが綴られ、私たち歌い手はそれを何度も読み、声に出し味わい、共感して自らの思いも乗せて歌にしていきます。ことばが書かれていることを当たり前と思わず、まして覚えるのが大変などと言わず、大切に歌わねば…とあらためて思うのです。
ことばが言葉となり、聴いて下さる方の胸まで届きますように。
大きな木の枝に成る言の葉となって、厳しい陽射しから私たちの心を守ってくれる葉かげとなりますように。
毎回取り組んでいるソリストによるアンサンブルに、谷川俊太郎さん作詞、信長貴富さん作曲の「言葉は」を選びました。
言葉が種から新芽になり花咲き実るまでを、8名のソリストで味わい深く歌いたいです。
今回は、岐阜の郡上民謡「かわさき」を歌って踊ります。先月8日に「歌の仲間」ロビーコンサートでも披露し、その折に共演した方 4名 が友情出演してくださいます。
バリトンの井上博嗣さんは郡上出身で、歌も踊りもそれはそれは上手なのです。初体験のメンバーもいましたが、踊りの細かな所作も丁寧に教えてくれました。
また岐阜の創作オペラの元祖とも言われている、揖斐川町坂内の「夜叉ヶ池」伝説から2曲のアリアを、当時夜叉姫を演じた村井康子さんが歌います。
作詞は松岡直太郎さん、森三恵子さんの作曲です。森さんは会場から、松岡さんは空から見守って下さいます。
どんなに準備をしても練習を重ねても、心配は尽きず緊張とも道連れです。自分を信じ仲間を信じ、言葉を味わい音楽に助けられて、心いっぱいの歌を歌いたいと祈るように願います。
暑い中駆けつけて下さるご予定の皆々様、くれぐれもお気をつけてお越し下さいませ。
会場でお待ち申し上げております。
篠田弘美
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